タロット・カード | ||
恋愛、人間関係、ビジネス、その他人事全般について占う西洋の代表的な卜術のひとつです。ルネサンス期前後より西欧世界に伝わるタロット・カードという道具を使い、質問内容に対して偶然にレイアウトされたカードの絵柄やシンボルから、イメージを広げていく占いです。 |
周易(しゅうえき) | ||
テレビドラマなどに出てくる占い師といえば、よく細い竹の束を使っています。あの筮竹(ぜいちく)やサイコロ、コインなどを用いて八卦(はっけ、はっか)と呼ばれる基本シンボルを組み合わせ、「易経(えききょう)」という中国の古典に照らし合わせて解釈していきます。だれでも簡単に習得できる分かりやすさと、内容的には底知れぬ奥深さを兼ね備えた占いです。また、易の思想は全ての中国占術の根底に流れる根本思想でもあり、さらに人生哲学としても大いに活用できる内容を秘めています。 |
断易(だんえき) | ||
周易でも用いる「六十四卦(ろくじゅうよんか)」と、占う年月日を組み合わせて占断する卜術です。サイコロ、コイン、筮竹などを用いて「六十四卦」を立て、各卦を構成する六つの爻(こう)に定まった十二支を割り振り、これらの十二支と占いを立てた時の十二支の陰陽五行による関係を基に判断するため、別名「五行易(ごぎょうえき)」とも呼ばれています。占いたい事柄に対する吉・凶がはっきり出る上に、その結果の出る時期と当事者にとって有利な対処策まで答えられる占術です。 |
梅花心易(ばいかしんえき) | ||
中国の北宋時代(11世紀)に完成されたといわれる易占法です。周易で用いる八卦(はっけ、はっか)や六十四卦(ろくじゅうよんか)の体系を基本としますが、判断の基となる易卦(えきか)を出す際にあえて道具を使わず、占断する年月日時や周囲のあらゆる物から数を取って易卦(えきか)を立てるというのが特徴です。また、断易のように占う事柄の吉凶を判断できるメカニズムも備えているため、周易と断易のそれぞれの長所を併せ持つ易占法であるとも言えます。 |
ルーン | ||
石やカードに刻まれたルーン文字を使う主に北ヨーロッパあたりで広まっていた卜術のひとつです。人生の中の分岐点となりうるような恋愛や仕事などの問題に対して、偶然キャストされた文字の組み合わせによりイメージを作り上げて判断する占術です。 |
ダウジング | ||
4000年以上の歴史があり、ペンデュラム(振り子)やロッド(L字形・Y字形の棒)を使って、油田探しから予言まで幅広い用途に用いられてきた占いに似た伝統的風習のひとつです。この技法は世界各地に伝わり、現在でも水道管の位置を探し当てたり、地雷を発見するために利用されています。 |